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心の叫び - 透明人間

すっかりご迷惑をおかけしています。
現地のこと、wankoたちのこと、小林さんのこと、
チャリティーショップ報告並びに会計報告、
フードはじめご支援頂いた物資のご報告。
みなさまにきちんとお知らせしなければいけないことは山積みです。
又、熊さんの訃報につきましての
お悔やみのお言葉への返事も出来ず、申し訳ございませんでした。
体調不良、時間的な問題などが関係していたことは事実です。
けれど、一番の原因は私自身の心の問題でした。
犬たちの健康面での心配がなかった事実を踏まえ、
少し考える時間を勝手ながら設けさせていただきました。

熊さんの突然の死から、
山梨問題へ関与してからのさまざまな記憶を
日々、巻き戻していました。
正直に言いますと、大変後味の悪い想いに縛られていました。

犬たちへ向き合う姿勢に於いて、
交わる事のない平行線を辿っていた熊さんと私です。
本気で、山から下ろして欲しい、と
小林さんに懇願したことさえありました。
代わりのお世話係候補の方への交渉が
或いは可能かもしれない、との情報を得ていたからです。

私の中での優先順位は人間より犬が勝っていました。
非力なくせに、
物言えぬ犬たちの代弁者のつもりだったのだと思います。
人には、
受ける印象のみで判断できない「本質」が備わっているので
耳から得た情報のみで人を判断してはいけない。
と理解はしていました。
けれど、許せない部分があったのは事実です。
「お悔やみ申し上げます」との言葉の内側に
自分自身の「偽善」を痛感しながら、自己嫌悪の日々でした。

その心を感じている限り、言葉はすべて嘘っぽく響き
何も書けなくなりました。心の嘘を隠して言葉を並べ立てることに
限界を感じていました。
コメントのお返事が書けませんでした。
書きこみして下さった方たちには、本当に申し訳なく思っています。


「BIG ISSUE」という雑誌をご存知でしょうか。
ホームレスの人が街頭で配り、
雑誌価格300円の約50%160円を収入として得る事が出来ます。
今回無料配布されている小冊子があることを知りました。
「路上文学賞」という表題の、
活字ではなく自筆のままに印刷されたものです。
応募作品の中から選考された自叙伝、短歌などが掲載されています。
入選したホームレスの人の話です。

「失業して大阪へ出てきたが、どうしようもなくテント暮らしを始めた。
慣れないテント暮らしより話す相手がいないことがつらかった。
いつしか自分は、透明人間だと思うようになった。
存在価値のない人間は生きていても仕方が無い。
首をつったが死にきれなかった。
中略。
BIG ISSUE を配布するようになり、時々、透明人間でなくなる時間が出来た。
路上文学賞に選考されてから、一人一人と声をかけてくれる人が現れた。
僕は今、ようやく透明人間ではなく生身の人間に戻れた。」



わずか数分の場面が、私の心に重く居座りました。
熊さんへ想いを馳せる時間が一挙に膨らみました。
もしかすると、熊さんは犬たちの前でのみ、透明人間ではなく
生身の人間として存在出来たのかもしれない、と思うようになりました。
頭数確認などの外部からの人の出入り時には、姿を隠すと聞いていました。
もちろん、小林さん、学生さん、気心の知れた方、の前では
一人の人間として確かに「熊さん」は存在していました。
ただ、精神的な部分に於いてやはり裸の自分を曝け出せたのは
N地区の犬たちの前だけだったのかもしれません。

熊さんと犬たちとの間に流れた長い長い時間。
夜の闇に外界を閉ざされ孤独感に苛まれる時、
犬たちの気配に、心鎮まった過去があったのだと信じたい。
透明人間 でなかった時間に身を委ねていたと信じたい。



「熊さんの全所持金を行政が没収しましたよ。
公費での火葬の場合は、そうするそうです。
いや~ぁ、驚きましたよ、熊さんすごくもってたんですね~。」

「そうだったんですか。」


「...37円です。」


道の真ん中で、涙が止まりませんでした。



熊さん。

今度こそ。
今度こそ。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。どうか安らかに。

長い間、犬たちのお世話をしてくださり、
本当に本当に、ありがとうございました。




テーマ : ☆動物愛護☆
ジャンル : ペット

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鍵コメントさまへ

おはようございます。

さきほどメールしました。
確実に届くようにと「返信扱い」にて送信しましたが、
もし届いていないようでしたら、
お手数ですが、ご連絡くださいね。

いろいろと、ありがとうございました。

人の死を悼むということは、夏ママ様、その心のことではないかと思います。
とても人間として温かいお悔やみだと、私は感じています。

わんわん大好きさまへ

おはようございます。

いつもありがとうございます。
記事にも書かせて頂きましたけれど、みなさまからの温かいお言葉により、
こんにちの自分が在るのだと思います。
要領が悪く「右から左へ聞き流す」が実践出来ない性質なので、
苛立ちを覚える方もいらっしゃるかと思っています。
わんわん大好きさまはじめ支援者のみなさまのお力添えで
長くブログを継続出来ているのだと、心から感謝しています。
こんな私ですけれど、どうぞ今後ともよろしくお願い致します。

ありがとうございました。
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