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その後の「山梨」

あれから
毎日小林さんとは連絡をとっています。
熊さんのご遺体は、未だ身元確認が取れない為
警察の霊安室へ安置されています。
一刻も早く荼毘に伏せてあげたいとのお気持ちから
小林さんは連日役場、警察を駆け回っておられます。
ご自分の体調も優れない状態で
かなり精神的に参っておられるように、昨夜は感じました。
熊さんへお送りした供花はおうちの机の上に飾っておられるそうです。
携帯電話へ残されたただ一枚の熊さんの写真を
学生さんに頼んでプリントアウトして貰い、
お部屋で弔ってあげたいとのお話をされていました。
日毎、熊さんの突然の死というものが
重く圧し掛かっておられるように思いました。
身元確認さえとれれば、
やはり生まれ育った土地にて埋葬してあげたいのだと思います。
例え、ご遺族の所在が不明でも本籍地さえわかれば
その地のお寺へ無縁仏としてお弔いをお願い出来る、と
そのように考えておられるようです。
人間が人間としての尊厳を「死」をもって固守出来る最後の砦。
せめてその砦を崩さないように出来る限りの尽力を注ぎたいと
小林さんはきっとそのように考えておられると、痛切に感じます。
熊さんが唯一頼り続けていた小林さん。
おそらく小林さんにとっても
熊さんはかけがえのない家族であったのだと思うのです。

社会から見捨てられ、人間からも見捨てられた犬たち。
社会に背を向け、幾つもの交流を断ち切り
山での生活を選んだ人たち。
山梨多頭飼育現場に生きる、生きたすべての犬たちと3名の方は
一つの家族であった。とそう思います。

熊さんの訃報についての状況をお聞きしている話の中で
一瞬胸が詰まった内容がありました。
前記事にてコメントくださった支援者様の内容と重なりますが、
以前からわかっていたとはいえ、
やはり言いようのない感情が湧き上がったのは事実です。
熊さんの姿が見えなくなってから発見まで丸二日ほど経っています。
なぜすぐに小林さんが捜さなかったのか。
それは以前にも同じような事が数回あったからです。
生活用品をK地区へ受取りに来た熊さん。
姿は見えなかったものの、その日は小遣いを渡したので
又町へでもふらりと降りたのだろう。そう思われたそうです。
小遣い。
それは私たちのお財布に無意識に納まっていても
それほど意識されない、僅か500円硬貨一枚です。
500円硬貨を握り締め、既に日暮れだったので、
きっと翌日好きなお酒でも買おうと思ったのでしょうか。
滑落防止の為打たれた杭に腰掛け、バランスを崩したのか
その材木ごと川で発見されたとお聞きしました。
500円硬貨一枚が、熊さんの発見を遅らせました。
おそらくそのことを小林さんは悔いておられるのだと思います。

500円を手に取りました。
言いようのない社会に対する憤りの感情が湧き上がりました。
公的機関からの一円の援助もない、受けられない
そんな弱者に冷たいこの国の在り方に腹立ちを覚えました。
以前、熊さんは生活保護申請を小林さんに依頼したことがあったそうです。
住民票のない熊さん。本籍地の不明な熊さん。
もちろん申請が通る筈などありません。
宿舎にはその時小林さんが取り寄せた生活保護申請書が残されました。

すみません。時間がなくなってしまいましたので、
夜再度追記致します。

テーマ : ☆動物愛護☆
ジャンル : ペット

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この哀しみの持って行き所がないです

以前、再就職しようにも履歴書の写真さえ撮るためのお金に困り、結婚指輪を数千円で売って・・・という話を聞いたことがあります。
今の社会の仕組みは、誰のためにあるのだろう。

熊さんが手にした500円玉・・・声を立てて泣いてしまいました。
もし、熊さんの魂が我々の声が届く所に
まだいるのなら言いたい・・・
会ったことがなくても ワンとの絆を通して
我々の絆も確かに繋がっていたと。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

熊さんに最後に会ったのは先月。バーベキューをするのでN地区の山からK地区に降りて来てくれました。今に思えば熊さんとのお別れ会の様になってしまいました。熊さんはニンニクの醤油漬け等を自分で作り食したりして、そのせいか肌の艶も良く元気そのものでした。 バーベキューでは焼いたフランクフルトの皮を剥いて食べてましたっけ。
人懐こく、お茶目な処もありました。わん達に対しての部分では正直、私も夏ママさん同様の思いを常に抱いておりました。

熊さんは小林さんにとりましても時に手を焼かせる存在であったかも知れません。でも人一倍面倒見の良い小林さん、そんな熊さんを見放せない小林さんでもあり、そこには御二人にしか解らない絆があったことでしょう。
熊さんには町に降りれば話したり、時には共に呑む知人もいたようですし、何より小林さんがいらしたのですから熊さんは決して孤独では無かったと思います。また、N地区の様な時にはカモシカに遭遇するような所で暮らす人並み外れた逞しさもありました。
私達にとっても、そして熊さん自身にとっても予期せぬ突然の死でしたが山で暮らした熊さんの時間は決して不幸なものでは無かったと思えます。
今はただ、お疲れ様で

バーバMIKOさまへ

おはようございます。
台風の影響でこちらは早朝より雨風の空模様です。
何か事がある度にぶつかるのが行政の壁なのですね。
国民、県民、市民の為と表面的にはきれいごとへと、
逃げ道を確保しているようの思えて仕方ありません。
熊さんに関しましては、お酒が大好きでお酒に呑まれる為、
小林さんは一度に多くを渡さないとお聞きした事があります。
支援者さまのおかげさまで、以前とは違い現地の方達へも
大切なご寄付を頂戴出来、楽しみのお小遣いも渡され、
つつましくも幸せに過ごせていたのではないかなと、
想いを馳せています。
人生の終止符の打ち方は個々に違いますけれど、
例え不本意な最期であったとしても、
どのように生きたか、それが大切であるように思います。
熊さん亡き後、小林さんとMさんのご負担が大きくなる事は
避けられないのですが。。。

いつもコメント残してくださり、ありがとうございます。

鍵コメントさまへ

おはようございます。
いろいろとお聞かせ下さりありがとうございました。
昨夜、リンク先メールアドレス宛にメールを送信致しました。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたしますね。

ぶちの会さまへ

おはようございます。
メールのお返事が遅れています。ごめんなさい。
早々に、ぶちママさん(小林さんはいつもこう呼ばれます)の
娘さんたちが現場へお花とお線香ご持参で手を合わせに来て下さったと、
小林さんも大変喜んでおられました。
いつもいつも山梨を想い行動に移され、感謝しております。
どうぞくれぐれもよろしくお伝えくださいね。
お体の具合はいかがでしょうか。
残暑が厳しいようですから、くれぐれもご自愛くださいね。

熊さんにつきましては、これまでいろいろありましたね。
どんな時でも小林さんは熊さんの肩をもたれ、というか
「守り」に徹しておられたな、と思い出しています。
きっとぶちママさんがおっしゃるように、
お二人は深い絆で結ばれていたのでしょうね。
そうですか。。一緒にお酒を飲む知人もおられたのですね。
小林さん以外の誰とも交流を持たない人だと認識していました。
おっしゃるとおり、熊さんは決して不幸ではなかったのだと思います。
人間にとって何よりきついのは「孤独」だと思いますし、
誰からも必要とされないと感じることが最大の不幸(心の病)だと、
そんな内容のマザーテレサの言葉もありますものね。
あるいは、私たち人間は自らの「存在感」を
延々探し続けている旅人のようなものかもしれませんね。

熊さんの生前の様子をいろいろ教えてくださり、
ありがとうございました。
又、ご連絡させていただきますね。
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